ゲームで新しい音楽に出会う

松永 町子
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「ビデオゲームは音楽業界の成功を支えているだけでなく、まったく新しい次元の繁栄に貢献している」エレクトロニックアーツの音楽部門でインターナショナルエグゼグティブおよび社長を務めるスティーブ・シューア氏の言葉です。彼のチームは大半がプロのシンガーソングライターやミュージシャンです。ゲームでライセンスを取得した音楽が重視されるようになったのは90年代からで、「グランド・セフト・オート」シリーズ、「トニー・ホーク プロスケーター」、「ワイプアウト」といったゲームはそのために作曲された音楽を使用し瞬く間に有名になりました。世界中で、ビデオゲームに使われる音楽に注目するようになりました。

現在では、音楽会社のマネージャーやミュージシャンにとってビデオゲームは重要なマーケティング戦略の一部となっています。たとえば毎年発売される「FIFA」シリーズのサウンドトラックは、世界のアーティストが最も有効なプラットフォームだとみなしているものです。

シューア氏は、彼のチームは十分に余裕を持ってサウンドトラックの作業に取り組んでいると語っています。また、ビデオゲームが80年代や90年代に全盛だったコマーシャルラジオやMTVと同様の存在になり得るとも言います。「FIFA 19」で使われる楽曲は約10億回も再生されています。世界的に音楽をここまで急速にリスナーに届けられたことは過去に例がありません。

また、ストリーミング音楽も厳しい時代を乗り切るために有効です。「ギターヒーロー エアロスミス」で、彼らはアルバムよりも大きな収益を出すことに成功しました。

現在では、「Spotify」や「Beat Fever」といった人気のプラットフォームとコラボするゲームもあります。スマホでプレイヤーが好きな音楽を設定すると、その曲がゲーム内で2週間流れます。これによりストリーミング再生数は230万回も増加しました。ゲームをしていない時でもSpotifyでお気に入りの音楽を聴く人が増えるきっかけとなったことでしょう。

レッドブル・ミュージック・アカデミーの「ディギン・イン・ザ・カーツ」。このイベントは、日本のテレビゲームの音楽の歴史を探るという内容で、当時のゲーム音楽がそのまま現代風のテクノやビーツなどにアレンジされています。プロデューサーを務めたイニック・デュワイヤー氏は、ゲームのために作曲された音楽がゲーム以外の世界でもかなりの存在感となっていると語ります。

このイベントに出演した川島基宏氏、古代祐三氏は人気のナイトクラブでも演奏活動を行っており、最近では東京の「リキッドルーム」やロンドンの「Fabric」でも演奏しました。そして演奏後にファンがサインを求めたのは、Tシャツや公演のチケットにではなく、ゲームのコンソールやカートリッジだったということです。

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